ナナマル サンバツ
作者: 杉基イクラ
出版社: 角川書店
掲載誌: ヤングエース
巻数:第01巻(2011/05/02)~既刊13巻(2016/12/31)
ジャンル:青春、文化部、クイズ
「ナナマル サンバツ」は競技クイズを題材とした文化部系青春漫画です。
タイトルは「7○ 3×」を表していて、これは早押しのクイズ形式に由来するとのことです。
文化部系青春漫画は競技カルタを扱っている「ちはやふる」や箏曲部をテーマにした「この音とまれ!」も好きなのですが、青春要素について前記2作品と比較すると、こちらは”恋愛”要素よりは”友情”や”ライバル”要素が高いことが違いかなと思います。
主人公はいわゆる文学少年だったのですが、入学直後の部活動紹介の際にたまたま早押しの即席クイズ大会に参加することになり、それがきっかけでクイズのおもしろさに目覚め、部員数こそ少ないですが同級生と強力な先輩と協力しながらクイズのおもしろさにはまっていきます。
いろいろな形式のクイズや問題作成者の意図や問い読みのこと等、へぇ~と思うことがあるのも魅力なのですが、何より他校のライバルキャラに素敵なキャラが多いことが魅力です。
(個人的に主人公の一番のライバルである理系人間の御来屋君が特に)
また、作者の杉基イクラさんの絵がとても見やすいです。他に桜庭一樹さん著書小説の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」のコミカライズも書いています。
(桜庭一樹さんは昔、私が好きなEVEシリーズというアドベンチャーゲームのシナリオを担当していたということで印象が強いお方です)
なお、こちらの作品は2017年7月より日本テレビ系列でアニメ化されるようです。
ヒロインの声優役が朝の情報番組「ZIP!」総合司会の川島海荷さんということで驚きもあったのですが、こちらも1度は見たいです。
恐らく今年の高校生クイズで枡アナウンサーとイベントに関わってくるのではないかとも思います。
今クイズが好きな方もそうでない方にも1度試しに読んでいただきたいです。
ちなみに競技麻雀の「咲-Saki-」は文化部系青春漫画なのでしょうか。
これを書いていて疑問に思いましたが……
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